ブタがいた教室

ブタがいた教室は、前田哲監督で妻夫木聡が主演の映画だ。
ストーリーは、新学期に担任の星先生がコブタをつれてくる。先生はブタを育てて食べようというのだ。生徒もコブタにPちゃんと名前をつけて育てるのだが、Pちゃんを食べる期限がきてしまうという、実際に1990年に大阪の新任教師が行った「いのちの授業」をモチーフに作られた感動のドラマで、物語が素晴らしい。
先生に連れてきたコブタをかわいいといって育てる生徒たちが、餌の残飯を集める苦労や臭い糞を掃除する苦労も、子豚のためには厭わないのだ。生き物との接し方を学び、動物を生かすためにしなければならないことを学んだのだ。生徒は愛情を注ぐ相手がいれば注ぐのだ。