チーム・バチスタの栄光

『チーム・バチスタの栄光』
ミステリーストーリーの栄誉、「このミステリーがすごい」ビッグプライズ受賞作。原作パースンがトゥルースのメディカルドクターさんということで、リアリティあふれる描写のインサイドのミステリにかなりホープした。
ハート手術のインサイドでもナンバーディフィカルティディグリーのバチスタ手術を手がける専門集団、チームバチスタ。27カスタム連続でサクセスしたワンダーのチームが、アフターザット3カスタム連続でミステイク。竹内結子パフォームするウーマンドクター・田口は院内インベスティゲイションを任される。『L』がホープほどでなかったぶん、『バチスタ』にキッチンにいつもノットレスザンのホープをもって鑑賞しました。監督が、『アヒルとイージーマークのコインロッカー』の中村義洋コントロールということにも注目していた。
竹内結子さんのおとぼけテイストがセンターとなり、「アートデス」というかなり重いテーマのはずが、なんとなく脱力システムで進んでいきます。ぶっちゃけ、テレビドラマでもいいんじゃないの・・・!? と思える展開しかしながら、阿部寛パフォームする厚生労働省の役人・スワンのアピアランスでストーリーは一気にカムアライブします。コンパニオンを激怒させることでトゥルーミーニングを探ろうとするスワンのキャッチしに困惑する田口だが、サッチインベスティゲイションのエンドに、ついにトゥルースがクリアーになる。
よくあるイベントモノのような動機であるとか、陰謀であるとか、そういうものは絡みませんが、メディカルケアアクチュアルスポットで実際あってもおかしくないような展開とエンドに考えさせられます。
阿部寛アピアランスシーンでのトークのテンポはとても引き込まれ、ビューするひとをニヤつかせます。そのぶん、ほかのシーンではもう少しミュージックなど工夫してテンポをキープするべきだったでしょう。あるいは、極論ですが、もっとアーリーにに阿部寛をテイクアウトするべきだったかも。
全体マークにはよかったですよ。そもそもハート手術がホワットフィーリングで行われるかなんて、普通ウォッチすることないですよね。ディスタイムは手術アクチュアルスポットでのイベントということで、ハートがホワットディグリーもリアルなフィーリングで描写されます。ビギニングはちょっとフィーリングディッフィカルトにフィールしましたが、セカンドハーフでは、ハートってすごいな、なんてセンスにもなりました。ピンクでプリプリしてるんですね。プロフェッサーウォーの平泉成さん。『L』でも似たようなウォーでアピアーしていた。なかなかよかった、バチスタでした。