米映画ビジネス、復調の兆し・06年

 【ロサンゼルス=猪瀬聖】米国の映画ビジネスに復調の兆しが出てきた。調査会社ボックス・オフィス・モジョによると、2006年の米興行収入は92億ドル(1兆900億円)で05年に比べ4.1%増だった。02年をピークに減少が続いていた映画館入場者数も4年ぶりに増加に転じたもようだ。最大のかき入れ時の夏場にヒット作が相次いだことが影響したようだ。

 米専門誌ビデオビジネスによると、06年のDVDとVHSの販売とレンタルを合わせた家庭用ビデオ市場は236億ドルとなり、初のマイナス成長となった05年から0.5%の増加に転じた。

日本経済新聞 - 2007年1月6日