ブラウン・シュー8?10月期は売り上げ伸び36%増益、通期予想上げ

 ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)ブランド靴大手の米ブラウン・シュー(NYSE:BWS)が21日発表した8?10月期(2007年1月期の第3四半期)決算は、売り上げが順調に伸び36%の大幅増益となった。また同社はこの日、07年1月通期の利益見通しを上方修正するとともにコスト削減計画を発表した。

 8?10月期の純利益は2690万ドル(前年同期は1980万ドル)、1株利益は93セント(同70セント)となった。これにはストックオプション関連費用が1株当たり4セント含まれる。

 売上高は前年同期の6億1770万ドルから6億7680万ドルと10%近く増加した。

 トムソン・ファイナンシャルのまとめたアナリスト平均予想は1株利益が84セント、売上高が6億5270万ドルだった。

 既存店売上高は米最大の靴チェーン「フェイマス・フットウエア」で前年同期比8.2%増、靴専門店部門で同6%増えた。

 ブラウンはニーダム(マサチューセッツ州)のオフィスとドーバー(ニューハンプシャー州)の配送センターを閉鎖し、カナダの卸売り事業を第三者に委託することを柱とする経費削減計画を明らかにした。これにより07年に税引き後で1000万?1200万ドルの費用節減を図る。

日本経済新聞 - 2006年11月21日