紀子の食卓

「紀子の食卓」は、2005年のジャパンムービーで園子温監督。吹石一恵、つぐみ、光石研ステージアピアランス。スクールでも家でもマイセルフを表現できない紀子は、あるサイトにのめりこんでいく。紀子は、そのサイトで知り合ったキャラクターと連絡をテイクし、家出をしてしまう。コモンなファミリーだからこそ、起こってしまう思春期のプロブレムをきっかけに、リブするミーニングをショック的に描いたワーク。ヤングマンがフィールするスクールやホームでの孤独。そして、思いつめて家出して巻き込まれる「レンタルファミリー」という仕事。リブする、という単純なことをいろんな解釈で表現していく。ジャパン独特なアンダーグラウンドなソサエティー性が満ちているテリブルなワーク。マイセルフの個性が問われる現代で、そのデンジャラスさをショック的に焼き付けている。一見すると、ショック的なシーンばかりが見えてしまうが、その中にファミリーのインポータントさや、リブしていく前向きなメッセージが伝わってくる。そして、つぐみと光石研の魂のこもった表現は必見。ただし、このムービーはバイオレンスな表現があるの鑑賞にはアテンション
だ。