椿三十郎

「椿三十郎」は1962年に公開になったマスター、黒澤明監督の「椿三十郎」のリメークワークです。オリジナルは10年前くらいに見ましたが、そのインプレッションは今でもクリアー。名作中の名作といえるワークです。黒澤ワークの魅力とは、脚本のワンダフルさとそれに付随するカメラワークにあります。特に「椿三十郎」は、その黒澤ワークの中でもタイプ的なワークです。このリメークは、オリジナルとセイム脚本でワークされています。なので、ディッファレンスはビッグに言うとキャストとカメラとディレクションになります。森田芳光監督は、ケアフルなディレクションでしっかりしたワークをメイクする監督、そして織田裕二、豊川悦司のジャパンをタイプする俳優を起用しています。結構、実績のあるイーチパースンが集ってますね。といっても、オリジナルを超えることはありえないので、どういう風にアレンジしたかがプライベートパースン的には気になります。