Wal-Martが映画・TVのダウンロード販売を開始

クライアントの年次ミーティングでSan FranciscoのそばのAptosに来ています。海辺のいいところです。

今朝のUSA TODAYに出ていた情報です。Wal-Martが映画とテレビ番組の有料配信に乗り出すそうです。

MicrosoftのDRM技術を使い、ディズニー、パラマウント、ソニー映画などと契約して、「カリブの海賊」、「ミッションインポッシブルIII」、「ダビンチコード」などの大作を流していくとのことです。

料金は一番高くて19.88ドル。新作についてもDVDリリースと同時に出すとのこと。テレビ番組も放映翌日に9.98ドルまでの価格で流すそうです。画質はDVD同等(near DVD)と書かれています。

同紙によると、一般的な映画の収入は半分がDVDから上がっているとのことです。

Wal-MartのDVD販売力は絶大らしく、同社が「ウチはダウンロード販売をやるけん」と言うと、大手映画会社は「ははぁ~」と頭を下げて飲むしかない状況にあるようです。記事には「巨人を怒らせてはいけない」といった表現があります。

Wal-Mart側広報担当者のコメントは、「DVDビジネスは現在のまま良好であり続けるだろう。過去の経験で、ダウンロードビジネスとリアルビジネスとは補完関係を形作ることがわかっているし」とのこと。

コンテンツはDRMで保護されているので、DVDに焼いても単体のDVDプレイヤーなどでは見られないそうです。Windows Mediaが動くOS/PCでしか再生できません。

米国では無視できない存在感を持った販売チャネルになるでしょうね。

ITmedia Alternative Blog - 2007年2月6日