両規格でソフト再生可能に ワーナーが今年後半発売

 映画大手ワーナー・ブラザースは9日、開催中の家電見本市で、2つの規格に分かれている次世代DVDプレーヤーの両方で再生できる「トータルHDディスク」を開発、このディスクを使った映画ソフトを2007年後半に販売すると発表した。両用ソフトが提供されるのは初めて。

 映画名や販売価格などは明らかにしなかった。同社によると、トータルHDディスクの容量はソニーが主導する「ブルーレイ」や東芝を中核とする「HD DVD」とほぼ同じ。

 次世代DVDは現在、2つの規格が併存。ソフト供給の中心となるハリウッドの映画会社もワーナーなど一部を除き、どちらかの方式を採用している。ただ、両規格の争いで消費者の買い控えを招いているとの見方も根強い。(共同)

USFL.COM - 2007年1月10日