イメルダ夫人、私物再利用で新ブランド…元祖お騒がせセレブ“活動再開”

 高価な靴や宝飾品の収集で知られる故マルコス元フィリピン大統領のイメルダ夫人(77)が、このほど、アクセサリーやバッグなどを扱う自身のファッションブランド「イメルダ・コレクション」の販売をスタートさせた。同夫人は豪勢すぎる生活で知られ、かつて住んでいた宮殿に高級靴3000足を所有するなど“お騒がせセレブ”の草分け的存在。新ブランドはそんなコレクションを再利用したものという。

 「一つ一つに小さなイメルダがいるのよ。私を覚えていたかったら身につけて」80歳近くなっても、存在感たっぷりのイメルダ夫人。18日にマニラ首都圏パサイ市で行われたお披露目パーティーでは、自らデザインした鮮やかな緑のドレスで登場し、「美しくあるために必要なのは、お金や若さじゃなくて創造力」と演説した。

 新ブランドのコンセプトは「がらくたから美を生み出す」。ネックレスやイヤリングは夫人が以前使っていたアクセサリーやビーズを再利用。豪華コレクションは政府に「不正蓄財」として差し押さえられているが、レイテ島の家に保存されたものを使ったという。商品の価格は数十ドルから数百ドルだが、フィリピンの物価から考えれば、決して安くはない。

スポーツ報知 - 2006年11月19日