11/29 英国人女性は靴に目がない!???10人に1人は30足以上を所有!

英国人女性の10人に1人、すなわち260万人が持っている靴の数は、運動靴からハイヒールにいたるまで1人あたり30足にものぼり、16歳以上の女性の10%はおよそ3,000ポンド(約60万円)分の靴を所有しているほか、16?30足はもっているという女性も全体の20%を占め、英国人女性の靴好きが改めて指摘された。

市場調査機関「Mintel」が行った調べによると、英国における靴の売上げは2001年以来38%増え、今年には65億ポンド(約1兆3,000億円)にのぼり、2010年までにはさらに17%増えて、76億ポンド(約1兆5,200億円)に達するとみられている。

同調査では、英国人女性はヨーロッパのどの国の女性よりも靴に魅せられる傾向が強まっていることも明らかになり、おしゃれな靴のデザインで知られるイタリアやフランスでは靴の売上げが低迷しているのとは対照的で、イタリアでは過去5年間にわずか1%、フランスでも4%の売上げ増にとどまっているという。

英国人女性が一生のうちに購入する靴の総額は3万1,680ポンド(約633万6,000円)とされ、中には最新コレクションの靴だけで2万?3万ポンド(約400万?600万円)を費やす女性もいるとされる。

「Mintel」では、女性にとって靴はもはや単なる「必需品」ではなく、ファッションの一部として、それぞれの装いや機会に合わせた靴を選ぶ傾向が強いと示唆。

また、米人気ドラマ「セックス&ザ・シティ」のサラ・ジェシカ=パーカー演じる靴好きの主人公キャリーの影響もあり、高価なデザイナー・ブランドの靴も需要が高まっているとされるが、実際の靴の売上げ増に貢献しているのは、各ファッション・チェーンが手ごろな価格で流行の靴を販売するようになったことと分析されている。

朝日新聞 - 2006年11月30日